はじめに
よし、認めよう。私は、Eclipseフリークだった。
Eclipseですべての開発環境の統合を夢見て、あらゆるプラグインを試した。
全C/C++プログラマに捧ぐ!Eclipse CDTを使う時のオススメ機能/プラグインまとめ | Futurismo
歳をとるにつれて、若かりし誤った考えを改めた。真の統合開発環境はEmacsなのでは?
いや、うすうすは気づいている。Java開発ではEclipseが最強なことくらい。
しかし、それを分かっていてあえてEmacsを使うことは美しい行為ではないか?
それは、死を覚悟して決戦に挑む武士のように。
この記事は、そんな不安と挑戦の記録です。
Environment
- Linux Mint 16
- Eclipe 4.3 Kepler
- Emacs 24
Java開発環境について
まずは、EmacsにおけるJava開発環境を調べた。
以下の3つが選択肢としてある。詳細な解説はリンク先に譲る。
JDEE
malabar-mode
JDEEにかわってでてきたモダンなjavaのメジャーモード。
Eclim
Emacsから Eclipseをつかう。その発想があったか!
選定する
選ぶに当たって重視する機能は、
- JUnit連携機能
- リファクタリング
- コード補完・タグジャンプ
- Android開発連携
malabar-modeに挑戦したが、mavenがよくわからずに挫折。
なので、eclimを試す。
開発環境を整える
eclim
インストーラがあるので、指示にしたがって入れればよい。
eclim-emacs
emacsから利用するためには、eclim-emacsを入れる。
.emacsの設定
こんな感じ。詳しくは、README参照。まだ、あんまりいじくりまわしていない。
(require 'eclim) (global-eclim-mode) ;; eclim daemon (require 'eclimd) ;; regular auto-complete initialization ;;(require 'auto-complete-config) ;;(ac-config-default) ;; add the emacs-eclim source (require 'ac-emacs-eclim-source) (ac-emacs-eclim-config) (setq eclim-eclipse-dirs "/opt/eclipse/kepler") (setq eclim-executable "/opt/eclipse/kepler/eclim") (setq eclimd-executable "/opt/eclipse/kepler/eclimd") (setq eclimd-default-workspace "/mnt/win/src/coursera")
使い方
M-x start-eclimdで eclipseを eclimデーモンとして起動。
M-x eclim-project-modeで workspaceにあるプロジェクト一覧が表示される。
適当にソースを選んでごにょごにょ。 詳しくは、README参照。まだ、あんまりいじくりまわしていない。
M-x stop-eclimdで eclipseを eclimデーモンを終了。
このページがとても詳しいのでリンクをはっておきます。
JUnitを動かす
これでJUnitが動いた。これはいいな。
https://groups.google.com/forum/#!topic/emacs-eclim/Bj0kyZ2mUSk
(defun eclim-run-test () (interactive) (if (not (string= major-mode "java-mode")) (message "Sorry cannot run current buffer.")) (compile (concat eclim-executable " -command java_junit -p " eclim--project-name " -t " (eclim-package-and-class))))
最後に
使いこなすには、時間がかかりそうな。
今は、まだeclipseのほうがいいと思っている。いや、負けるなEmacs!